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複写のイメージ画像です。
ほんらいは、被写体との距離を5m程離します。



 

レンズは、建築用の12-24mmと超広角レンズ
19mmで至近距離から写しております。
四隅が変形してます。この距離ではレンズの癖(製造時の組み方個体差?)がどうしても出てしまいます。
レンズ補正もONですが、自動補正は僅かです。優秀な超広角ズームレンズです。
真っ直ぐ四隅までくっきり四隅もムラがないと。。。。
 照明は左上と右下の2灯焚きました。本気になればムラのない照明を作れますがブログのため割合いたします。

それと、ついでに、ポートレイト用のレンズは真ん中が細く外は太く歪むレンズもあります。
真ん中に人を入れれば細く見えます。デジタル補正はOFFにしましょう。
逆に真ん中が太く歪むレンズもございます。(注)大変ですがフォトショップで補正しましょう。

※集合撮影のときは、外の方は想像以上に太ります。納品時には自然に補正してます。ご依頼お待ちしております。



 

新聞紙をスマートフォンでパシャリ



 

複写(接写)は、非常に難しい撮影です。
新聞紙1面ですが、100%を目指すと、とにかく難しいです。

照明のムラ 折り目 があります。
 仕事のご依頼の時は100点に近づけます。

なぜか、フォトアシスタントからカメラマンに昇格すると、最初に頼まれる撮影でした。
フィルムの時代でしたので、複写用のレンズ、決まった照明、とある程度マニュアル化されてました。

昭和の時代ですが、写真学校での課題 ”新聞の複写” は意外と難関です。
なぜかと申しますと、被写体とカメラを水平に 複写に適したレンズ選び 照明の工夫 シャープに映る絞りの設定
現代なら、フォトショップで直して!ですみますが、仕事となると割りが合わなくなります。

新聞紙は平面ですが、油絵などは、絵を描いた場所(室内?)を想像して、天井からの人工の照明か、窓からの光が、画家が描いた光の角度を再現して照明を考えるのも楽しいものです。
油絵は、凹凸がありますので、いろいろな角度から光をあてたり、強い光や柔らかい光か、照明だけでも奥が深いです。
美術館で油絵が展示してあると、つい照明を見てしまいます。半分以上は常設の照明1灯で作品が生かしきれてないな〜と(爆)