フィルムからデジタルに変わる頃にお客様よりライカで写して欲しいとご依頼がありました。当時はライカは所有してないこともあり無理だったと覚えてます。

お客様から作品を見せてほしいと言われることも多く、LEICA IIIf とSummar 50m f2を訳ありで中古を購入しました。レンズに曇りがありまして分解して磨きました。おそらく新品の映りを再現できたと思います。

そして撮影のコンセプトを決めてネガフィルムを入れて、撮影に出向きました。
それがこの写真です。垂れ下がる柳の木の中に入り写しました。f2（レンズ開放）で写せば作品風に写ります。独特のボケ効果もありすごい立体感がでます。まるで3D写真のようです。この絵はフォトショップで加工しても再現できないと思います。

ネガフィルムの画質はそれなりですが、明るい部分で写真の真ん中左下の石の部分に光が当たっていますが石の模様も見えてます。青空も再現されてます。暗い部分もつぶれておりません。デジタルカメラだとうまく処理しないとここまで再現できない。
35mmネガフィルムはこのサイズなら無敵です！

実は数年前に、この写真をAdobe stockの販売サイトへ登録申請しました。
Adobeからの回答は加工した画像は求められません、加工は購入者がするため鮮明な高解像度の画像を再度登録してくださいと回答をいただきました。
未加工で登録しましたが、そのとおりだと妙に納得しました。